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業務停止中の時、取引はどうなる?

 行政処分で業務停止を受けている間、取引はできるのか。入出金はどうなるのか。


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業務停止になったら

株式会社パンタ・レイ証券(現:EMCOM証券)
「行政処分に伴う業務停止のお知らせ」http://min-fx.jp/sesc/
を一部抜粋します。

~~~~ここから~~~~~
業務停止命令を受けまして、弊社の店頭デリバティブ取引業務を、2008年9月29日(月曜日)から10月1日(水曜日)の3日間停止いたします。大変なご不便をお掛けいたしますが、この期間において、お客さまより以下のお取引をお受けできない状況となりますので、ご理解のほどお願い申し上げます。

  1. 新規建て玉の取引
  2. 新規口座開設(審査中の口座開設申込の処理も停止いたします。)の取引

 業務停止期間中においても、以下のお取引は通常通りお受けいたします。

  1. 2008年9月27日(土曜日)(9月26日(金曜日)クローズ時点)にて保有されている、未決済建て玉の決済の取引
  2. 入出金の取引

~~~~ここまで~~~~~

 これが、すべての場合にあてはまるとはいえませんが、おおよそこんな感じになると考えられます。

 期間中は、新しく口座開設ができなくなります。

 ポジションの決済は可能ですが、新規注文ができなくなります。
 実質、トレードは無理です。
 どんなにチャンスでもポジションを建てることができませんから。

 それから、入金や出金は、一応できるようです。
 ここが一番問題なのですが、処分内容によって、資金の出し入れには規制がかかる場合があるでしょう。
 この例「株式会社パンタ・レイ証券(現:EMCOM証券)」の場合には、債務超過とか、自己資本比率の低下とか、そういった状況ではないようです。
 そのため入出金にかんしては問題なかったのでしょう。

 破産手続きが開始された場合の業務停止中は、どうなるのでしょうか。

破産手続きが開始された場合の業務停止では、どうなるのか

 破産手続きに入っている場合、もはや、取引できる云々のレベルではありません。
 いかに自己資金を引き出すかが問題。

 ニッツウトレードの破綻を例に見てみましょう。
 ニッツウトレードでは、2008年3月、顧客資産を流用して自己勘定取引で損失を出し、債務超過に陥っていたことが発覚。そのため行政処分を受け、改善不可能であるとして破産手続きにはいりました。

 「ニッツウトレード」http://www.nittsut.com/(現在は閉鎖。アクセス不可能)ホームページ上に破綻に関する「お知らせ」が掲載されました。以下に、ほぼ全文を抜粋します。

~~~~引用抜粋ここから~~~~
ニッツウトレードの顧客の皆様へ

ニッツウトレード株式会社は、平成20年3月28日、債務超過である旨を関東財務局に報告しました。現状では、債務超過の状況を改善する手立てが無く、当社は近日中に東京地方裁判所に破産手続開始の申立てをして、遅くても来週中には、同裁判所から破産手続開始決定が下りる予定です。
このような事態に至り、顧客の皆様には大変ご迷惑をお掛けしまして、誠に申し訳ございません。
なお、債権債務を確定するために建玉の強制執行をさせていただきました。今後につきましては下記記載の弁護士に対応を一任させていただいておりますので、ニッツウトレード株式会社に関する用件は下記弁護士事務所へお問い合わせください。
なお、債権者が多数に上ること及び用件漏れの虞があることから、個別の電話での対応は受け付けておりませんので、ご用件はファックス又は郵便でして頂きますよう宜しくお願い致します。
~~~~ここまで~~~~

 ポジションは強制決済されました。
 破産手続きに入った業者では、すぐに強制決済ということになるでしょう。JNSのように、2週間程度の余裕をもって強制決済という場合もあります。

 行政処分による破綻の場合、ポジションの移管が認められないようです。
 ちなみに、アストマックスFXでは2009年春、自主廃業をしました。この自主廃業の場合、希望者には、他社へポジション移管が行われました。

 預託した証拠金の返還は、ニッツウトレードでは、難しいようです。
 顧客の証拠金を流用して自己勘定取引に利用して、損失を出したわけだから。

 JNSでは、全額信託保全されていたといいます。そのため証拠金の返金はスムーズに行われたとか。
 信託保全されていることの重要性が、証明された事例といえるかも知れません。

 それから、税務申告に必要な財務諸表などの取引記録をダウンロードしておくことも必要になるようです。



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