自己勘定取引とリスク
ポジションを持つわけですから、業者がリスクを取ることになります。
そのため経営に影響がでないように、リスク管理体制が組織されているはずです。
一般的には、一定以上のリスク比率を超えないようになっており、自己資本規制比率を必要以上に下げることがないようになっています。
自己勘定取引は顧客からすると怖い
破綻した業者では、自己勘定取引により損失が拡大し、顧客の証拠金にも手をつけてしまう、というパターンも見られます。
分別管理がきちんとできていないことも一因です。分別管理については、金融庁は、2009年規制強化を検討しており、すべての会社に信託保全の義務化が行われるようです。
で、話をもどします。
自己資本が多い会社は、それだけリスクを取りやすいともいえます。
資本力の弱い会社が、無理して自己勘定取引を行うと、ちょっと怖さが増します。
そして自己勘定取引は、社内規定が定まっており、なおかつ、それが順守されている場合において、低リスクに抑えられるわけです。
もし、会社が自分で作ったリスク管理ルールをやぶってしまえば、どうにもなりません。
そういう意味で、自己勘定取引を行っている業者の方が、破綻リスクが高いと考えられます。
また、プロと呼ばれるディーラーに取引を任せるわけですが、プロであってもなかなか利益を出せるものではないと言われています。
プロには、プロで足かせ(リスク管理の社内ルール)があるので、決済したくなくてもポジションを閉じなければならい場合もあると聞きます。
そして、常に結果も求められるので、ものすごいプレッシャーがあり、平静な精神状態でトレードに参加できていないかもしれません。
自己勘定取引は、顧客からすると、余計なリスクに思えてならないのですが…
FX業者は求められれば説明しなければならない
金融商品取引業者等向けの総合的な監督指針
http://www.fsa.go.jp/common/law/guide/kinyushohin/04.htm
を見てみましょう。
~~~~引用ここから~~~~
IV-3-3-2 勧誘・説明態勢
(3)店頭金融先物取引業者の説明責任に係る留意事項
⑤自己勘定取引に係る社内管理態勢
自己勘定による取引を行っているか否か、行っている場合のリスク管理態勢等について、顧客から説明を求められた場合には、適切な説明を行っているか。
~~~~ここまで~~~~
自己勘定取引を行っているか。リスク管理体制はどうなっているか。聞けば答えてくれるはずです。
ホームページ等で説明している業者もあります。
たとえば、
「自己勘定取引をしている」業者では、例えば
トレイダーズ証券
http://www.traderssec.com/news/top_news/080312.pdf
「自己勘定取引をしていない」業者では、例えば
FXクリエイト
http://www.fxcreate.co.jp/contents/inportance/i07.html
それぞれ、リスク管理体制について説明してあります。
◆参考:
外国為替証拠金取引業者に対する一斉点検の結果について(金融庁)
http://www.fsa.go.jp/news/19/syouken/20071207-4.html
金融商品取引業者等向けの総合的な監督指針
http://www.fsa.go.jp/common/law/guide/kinyushohin/04.html
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