スリッページはなぜ起こる?
FX業者は、顧客にレートを提示していますが、絶えず変動しています。
スリッページがおこるのは
顧客がだした注文がFX業者に届くまでに時間差(タイムラグ)があり、その間に業者が提示しているレートが変わるからです。
で、これをFX業者から見ると…
業者は、インターバンク市場から、レートを提示されます。
このレートも絶えず変動しています。
その提示されているレートの中で、顧客からきた注文に近いレートで約定しているわけです。
スリッページは、顧客に不利な方にすべることもあれば、有利な方にすべることもあります。
顧客
↓
↓ 注文が届くまでタイムラグがある
↓
業者
↑
↑ 提示レートは絶えず変動
↑
インターバンク市場
そんなわけで、多少のスリッページが起こることは、ことさら特別なことではありません。
ストップ(逆指値)では、顧客不利なスリッページになる
ストップ(逆指値)注文とは、投資家にって損する方向へ相場が動き始めた時に作動します。
よって、インターバンク市場レートも、投資家不利のレートを次々と提示していくことになります。
そのため、FX業者が、顧客の注文を約定する時には、不利な方へレートが「ずれ」てしまいます。
ストップ注文では、顧客不利なスリッページになりやすいといえます。
反対に、指値注文では、顧客有利なスリッページになりやすいといえます。
FX業者も苦しいスリッページ
インターバンク市場のレートが消えることがあります。
2008年後半のような相場が激変している場合などです。
そんな時、顧客から注文がくるとどうなるでしょう。
レートがないので、約定することができません。
FX業者の対応としては
(1)レートが出てくるまで待つ → スリッページ大&約定遅延
(2)約定拒否
(3)ディーラー判断で約定する → スリッページ大&業者のリスク大
インターバンク市場からレートが消えると、どうころんでもFX業者に得はありません。
(1)(2)で対応すれば、顧客からクレーム、2チャンネル等での酷評。
(3)で対応すれば、業者の経営を圧迫。
そのため、相場の激変時のリスク管理体制がキチンと制度化してあるかが重要です。
顧客からの注文をストップすることも、リスク管理の一つ。そのため顧客からすれば約定拒否と思われることも、リスク管理ルールの下行われている可能性もあります。
この辺のことは、次のページにて。(→約定拒否の原因の一つとは)
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